6月5日蜘蛛女のキス観劇
待ちに待った日がやってきました。
とても楽しみにしていた
舞台「蜘蛛女のキス」
蜘蛛女のキス感想と私の6月5日を振り返っていきたいと思います。
ここから、私の1日を振り返るので
舞台の感想だけ見たい人は
シュッシュッって
5回くらいスクロールすると私がグローブ座に到着する所になります。
6月5日〜舞台と私の3大悲劇(大袈裟)〜
遡ること6日前、職場で衝撃のお知らせを発見!!
6月5日13時30分〜結核検診(レントゲン)
お知らせが遅くない??
私14時30分の電車に乗る予定なんですけど!!
ちなみに職場〜駅駐車場までは車で15分
駐車場〜駅まで5分
もちろん着替えたり化粧直したりもしたいですから、13時30分に職場を出てもギリギリかなぁ〜と思っていたのに…。
普段はジャージにほぼスッピンで働いてます
しかも男性から撮影して終わり次第女性というところまで説明されている。
もう一本後の電車だと開場ギリギリだし…。舞台中にお腹が鳴るの嫌だから食事も撮りたいじゃないですか!
絶対14時30分の電車に乗ってやる!!
レントゲン担当の人に
「私、14時30分の電車に乗ります」
と一方的に伝えておきました。
そして迎えた当日。
幸いにもレントゲン車が早めに到着。
5分前倒しで男性の撮影がスタート。
よしよし、順調に流れてる♫
そして女性の番
担当さん「ほら○○さん、1番に行ってきな」
ありがとうございます!!!
女性一番乗りで撮影を終えブラジャーも着けぬまま職場を出ました。
駅近くの駐車場(1日300円)に停めます。
ブラジャーを着けるところから着替えが始まります。できるだけ人の目から遠い所に車を停めたので車内で着替え
どうにか駅までたどり着き、14時30分の電車に乗ることができました。
コンビニでお茶も買えた(^o^)
特急電車の中はとても静かでちょっとお昼寝しながら東京へ。
新大久保ってどうしてあんなに人が多いのでしょうか…
歩くの大変…
私はグローブ座前にいつも行くファミレスへ…
ここで私は自分の体の異変に気付く。
あれ…もしかして頭痛い…
頭痛持ちなんですよ〜
しかも頭痛薬忘れてる…
午前中仕事してる時までは
頭痛薬を仕事用のバックから移さなくちゃ!
って覚えていたのですが、レントゲンのせいで忘れたよね。
グローブ座行く前に薬局で買おう!!
新大久保には薬局と韓国関係の店しかないの知ってる。
そして17時30分頃
ファミレスを出て薬局へ
たしか2〜3軒隣が薬局だったよな〜と鼻歌まじりに屋外に出たら
雨…
すごい雨…
2〜3軒隣に行くのも躊躇するような雨。
生憎、傘を持ってなかったので
小走りで薬局へ
ここで頭痛薬と傘を購入。
地元の駅で買ったお茶で薬を飲む。
薬局の軒先で小休憩。
そういえば、前回グローブ座を訪れた「マクベス」の時
カーテンコールでマクベス氏に
「外はゲリラ豪雨です」
と報告をいただき
「不運なみなさま」
の称号を得たなぁ〜
とか思い出に浸っている間に開場時間間際に。
グローブ座へ向かう最中
ビニール傘ばっかりだなぁ〜
やはり同志達も傘を持ってこなかったのか(もちろん可愛らしい傘を持った、準備に抜かりの無い人もたくさん)
と謎の共感を得ながら歩く私。
で、やっとグローブ座に着きます。
スクロールお疲れ様!!!
♪───O(≧∇≦)O────♪
ツイッターでもよく言っておりますが
大倉運が全くない私のチケットは
2階席です。
グローブ座にお世話になるのは8回目ですが。
2階席は2度目。
グローブ座はどの席からでもステージがよく見えますから、
まぁいいか〜と思っていたのですが、
開演してビックリ
死角があったんですよ!!
もう舞台ご覧になった方はわかるとおもうのですが、
蜘蛛女のキスは舞台を狭く使います。
あの狭さで死角があるのは死活問題です。
ココが見えないの!!!!!
原因は2階席前の柵?に4箇所だけある
白くて丸い玉!!!!
私の死角でキャストの方々が演技をされる時間は微々たるものでしたが、
視界にずっと玉があるんです!!
おそらく、私の対称側に座られている方のが深刻な死角問題だったのではないでしょうか…。
しかし、舞台は素晴らしいものでした。
先日書いたように、私は予習をしていくタイプなので、原作を読み、映画も観ました。
原作でモリーナが話す映画は何本もありますが、
映画と舞台はとても少ないです。
映画と舞台ではモリーナが話す映画の種類が違いますが、私は舞台でモリーナが話した黒豹女の話が好きです。
原作でも黒豹女の話は一番最初に出てきます。冒頭の2人のやり取りが好きなのです。
大倉さんの演じる冒頭のヴァレンティンは私のイメージとは少し違いましたが、あれはあれでよかった。(何様だよ)
私のイメージでは「目の色は?」はもう少し小さな声でもいいなぁ〜なんて思う。
そして大倉ヴァレンティンは行動が幼い。
中2か!!
と言いたくなることが多々あった。
原作はもう少し大人だった気がするんだよなぁ。
そして相変わらずモリーナは可愛い。
原作出のモリーナ担です。
バリバリの新規。
あと所々でヴァレンティンのお尻が可愛いなって思った。
さすが大倉さんだなと。
ヴァレンティンのすぐ感情的になる性格
正直、大倉さんってこんな演技できたんだ…と驚きました。
1幕が終わり…
1幕は割とゆっくり進んだ印象
この調子だと2幕はあと3時間くらい続くか、相当駆け足で進むなぁと腹をくくりました。
会場が明るくなって幕間。
立ち上がるにも眩暈がして、ヤバイ、立てない…
元からの頭痛に加えて(薬効かない)
遠くの舞台を見ようとすると視界に入る白い玉があったことにより遠近感がおかしくなったというか、三半規管がおかしくなったのかなと勝手に予想。
モリーナ死ぬ前に私が死ぬかと思った。
本当はロビーで新鮮な空気を吸いたかったのですが、断念。
そして2幕
マルタに手紙を書く場面は
ヴァレンティンの視線がこちらに向いていて(今日初正面からのお顔)視界がぼやける。
※興奮してぼやけた。
私の死期が近づいたわけではない。
そしてヴァレンティンとモリーナの距離がどんどん近づいていくのが本当に素敵で…
けど展開を知っているだけに、もう既に切ない。
ヴァレンティンがモリーナを抱く直前のシーンが好きです。
半開きのカーテン閉めるけど、
別に2人しかいないし、いいんじゃないかなぁ〜って思ったり思わなかったり。
ヴァレンティンなりの優しさなのか。
それと、予想以上に動きが激しかったなって思いました。
映画を見た時に
モリーナが出所してからの描写が短縮されすぎて、物足りないと感じたものですから
舞台ではどんな感じになるのかな、と楽しみにしていました。
舞台ですから…刑務所のセットだけですから…映画より詳しくなるなんてことありえませんので
詳しくなることを楽しみにしていたわけではなく、どんな風に演出がされるのかなぁ〜と。
お互いがお互いの事を話すという演出。
モリーナがいつも映画の話をする時に使っていた木箱に乗って話すあたりがまた粋な演出だと感じました。
やはり原作や映画のラストの方が切なさは増すと思いますが、
モリーナがヴァレンティンの夢の話をするのは、それはそれで切なさがありました。
モリーナの出所後の話をするヴァレンティン。欲を言えばもう少しゆっくり話してほしかったです。次々に話すものだから、予習なしで観てる人たちは追いつかないのではないかと感じました。
私と母は切なさを表現する時に
ストロベリーナイトの映画を引き合いに出すのですが、
(姫川主任と大沢たかおを尾行した菊田がある事を目撃した時の切なさ)わかる人にはわかる。
ストロベリーナイトを軽々超す切なさですよね。
私は原作を読んでからというもの
ちょっと気を抜くとヴァレンティンとモリーナのことを考えてしまいます。
モリーナが釈放された後ヴァレンティンはどうしていたのかなとか
モリーナが死んだ知らせは届いてるのかなとか
ヴァレンティンはその後どれだけ生きたのかなとか。
モルヒネ打たれて夢を見た流れで死んだのかなとか。
とりあえず、私はもう一度原作を読み直します。
終演後ロビーに行ったら佐藤二朗さんいてビックリした。
2階席が故に、佐藤二朗さんはもちろん
横山さんがいたことにも気付いていませんでした。
お客さんのザワつきで、
誰かいるんだな
とは、思ってたよ。
あぁ…近くに双眼鏡で客席ガン見してる人いたけど、
お前、何見にきてんの?
って言いたくなるからやめてほしい。
最後は愚痴っぽくなりましたが、
舞台はとても素晴らしかったです。
できれば、今度は白い玉の無いところで見たい。
…もう行く余裕ないですけど。
これから行かれる方は楽しんで下さいね。